20110804Wordpress活用セミナー
京都リサーチパークで行われた「Wordpress活用セミナー」に行ってきました。
「KRP−WEEK」という8月1日(月)〜7日(日)まで行われたイベントのひとつみたいです。
初めてのリサーチパークで、少し早目に到着したのでTSUTAYAなどを散策して時間をつぶしておりました。ダークネスで最先端な雰囲気の建物がいくつも連なっておってちょいと異質な空間。
受付で予約してた名前をいうと係の人が「よろしければ名刺を頂戴しております」とにっこり。
学生やし名刺なんてもってない私は慌ててしまい「持ってないです。。。」完全にミスったのである。
講演される方や参加者同士で名刺の交換をしたり、そこからビジネスが始まるなんてこともあるんだろうし、この種のイベントに名刺は必須だということを実感しました(名刺作ったところで肩書きがないけど)。
14時になって講演がスタート。
前半は堀家隆宏氏による「WordPressでのサイト構築の可能性と未来」についてのおはなしで、Wordpressでのエンタープライズ利用の魅力などを語っておられました。
やはりオープンソースで無料で使えるってことが1番の魅力みたい。
Wordpressの最新バージョンであるWordpress3.2のダウンロード回数が400万回ってことからもその凄さが伺えます。
ちなみにWordpress日本版の公式ツイッターによると、
<全世界の14.7%のサイトが WordPress>で作られているとのこと。
Twitter / @jawordpressorg
他にはインストールが簡単だったり豊富なプラグインやテーマ、フォーラムの充実やコミュニティの活動が盛んなこともWordpressの魅力で、素人でもそれなりのものが手軽にできてしまうというのがWordpressのすさまじいところですよね。
Wordpressのエンタープライズ利用に関していえば、プラグインを利用することで携帯サイトもECサイトもSNSサイトも一瞬で構築できちゃうというところ。普段何気なく使っているけど、振り返ってみればやばいぜよ。
Twitterやmixi、Facebookなどのソーシャルメディアとの親和性が高いというのも見逃せないポイントです。
堀家氏のトークもおもしろくあっという間の一時間でした。
後半は菱川拓郎氏による「なぜWordPressが選ばれるのか」についてのおはなし。
-Wordpressはコスト削減になる?
-SEOは大丈夫なの?
-オープンソースだからサポートが不安....。
といった疑問に応える形でのセミナーでした。
WordpressはSEOにバッチリだよーというのが個人的には意外でした。
コンテンツを更新し続けたりナビゲーションをわかりやすくすることが大事なんだと。
目から鱗の連続でとても勉強になりました。
内容としては初心者向けなかんじのセミナーだったのですが、改めてWordpressの素晴らしさを再確認できて良かった。
セミナーでも宣伝されていたのですが、9月11日には神戸芸術工科大学にてWordCamp KOBEというWordpressの一大イベントがあります。無料でいろんなおはなしが聞けるイベント。僕も参加してきます!
WordCamp KOBE(神戸) 2011
20110713第49回京都大学未来フォーラム
三浦しをん『格闘する者に○』
『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞した三浦しをんのデビュー作は女子大生の就職活動奮闘記。24歳が書いた作品とは思えないくらい完成度は高い。
漫画が大好きな女子大生可南子が漫画雑誌の編集者を目指して就職活動を行うというのが粗筋。でも可南子の就職活動というのは全体をとおして語られることの一部にすぎません。徐々に明かされる可南子の特殊な家庭事情や周囲の個性ある登場人物が織りなす行動が重層的に物語を構成しています。
特に親族や後援者が集まる会議が阿鼻叫喚もの。人の持つ様々な思惑が入りつ乱れつのカタストロフ。すらすらと読みやすい文章には細心の注意が払われていて猛烈な勢いで会議が進行していく。一箇所気になるところもあったけど、劇のように精彩に富んだシーンで印象に残った。
それはさておきタイトルが秀逸である。格闘する者に○。某出版社の筆記試験会場で試験監督が口にした言葉がタイトルになろうとは。就職活動や出版社に対する一学生のストレートな意見が随所で露見されているのがおもしろい。社会とはなんなのか幻想に惑わされない。
本書の肝になるのは意外にもジェンダーなのではないかと本書を読み終えて気づく。可南子の友人である二木君が「僕さ、ホモかもしれない」といきなり告白したり、男に恋する素ぶりを終盤ちらっと見せたり。まあ可南子も可南子で西園寺さんという書家の老人とアブノーマルな交際をしているのだけど、出版社の採用試験において女性であるがゆえに感じる理不尽さも含めて、そこかしこにジェンダーに対する疑問が隠されている。プライドは高くともしっかり意見を持った可南子に惹かれる女性読者は多いのでは。
描き方が漫画みたいとか、キャラありきとかいった点はむしろ三浦しをんの美点なのだと思う。少なくともあるテーマを正面から描いて一定の到達度に達しているわけで、一見コミカルでも作者の真摯な姿勢は文章からにじみ出ているのであった。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 新潮社
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私の脳内公開します
大したことじゃないけどいろいろ思うことがあって。
でもTwitterにつらつら書くのもどうかなと思ったのでここ数カ月間に考えたことをまとめてみました。
当たり前すぎる話が多くて退屈かとは思いますがご容赦ください。
(1)就活してて思うこと。ベンチャー企業ってIT(Web)業界が大半。もしくは人材か広告。
たしかに参入障壁は低そうに感じる。設備投資がかからないし、技術も多少必要だけど人で勝負ってかんじ。
私はベンチャーと中小企業は違うと思うのだけど、似たようなものと考えている人もいるみたい。たしかにちゃんと定義されていないというか曖昧だよなあ。ちなみにwikipedeiaによる定義はこちら。
ベンチャーとは、ベンチャー企業、ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。
世間ではもっと広い意味でつかわれているんかな。最近ではソーシャルビジネスなど公共性の高い分野も増えたという印象を受ける。ベンチャーというより起業という話になってくるけど。
(2)人は儚いものや危ういものに惚れるという。現に少年のはかなさがたまらんと稲垣足穂はいっている。
巨乳好きというのも幼さとセットで一種のアンバランスさや危うさを感じてそこに惹かれるのではないか。そう考えるとすとーんと納得がいって一気に親近感がわいてきた。
(3)電車で中高生の会話がふいに聞こえてきた。キャラがどうたらといっている。空気を読まなきゃいけないうえにオリジナリティを出すってのはかなりレベルの高い技じゃなかろうか。目立ちすぎてもダメだしふつうじゃつまんねえし。
彼等も毎日を生きるのに必死なんだなあというか大変なんだなあというのがひしひしと伝わってきました。私の青春時代の記憶はもう薄れかけてます。
(4)空気を読むという関連からいえば、あうんの呼吸で意志疎通というのも日本の美学というかよく考えてみれば要求しているレベルがものすごく高い。日本の消費者の求めるレベルも当然高い。
よくある国産志向というか日本製ってなことに価値がある社会なんて僕は耐えられない。さらにいうと見えない空気によって社会の合意形成がなされているというのもイヤ! いじめとか差別の根幹でもあるような。
(5)で、再び中高生の話に戻ると、オリジナリティを求めるあまり、他人にも自分にも嘘をついちゃう人が増えれば不幸せなんじゃない? いやむしろ日本のパロディセンスの高さはあうんなんですかね。ていうかあうんというコミュニケーションは宗教の変わりなんですかね。とにかく日本の習慣はいろいろ混合しすぎよ!
(6)(日本の)現代文化の本を読んでると、「現代」文化にも関わらず歌舞伎やら茶道やら伝統文化がほぼ必ずでてきて阿呆な私は「伝統なんて嫌いだわなぜなのよ」とか思ってたわけですが考えてみれば当たり前のはなしでして。
現代があるのは過去があってのことで、未来あるのも現代あってしかり。まあある文化が政治や社会によって断絶することはなきにしあらずですが、人の精神というか根っこのぶぶんは変わらないですし。無知すぎる自分が嫌になってきました。
これからは日本の伝統文化にもちゃんと触れていきます。
(7)大学生を見ていて。少し前まで「TOMMY HILFIGER」のバッグが目についたのだけど、ここんとこ「OUTDOOR PRODUCTS」のリュックの人が多いように感じる(けど目立たない)。カラフルかつシンプルというところはすごくユニクロっぽいわけだけど(圧倒的に OUTDOORが先ですが)、少し垢ぬけてるのかな。なんかファッションにおけるブランド価値はどんどん低下しているように思えるの。最低限実用性は重視というかそんだけ消費者も賢くなってきているということですか。ちなみに日本で販売を行っているのは「カメラのキタムラ」のグループ会社なのね。
(8)私がスーパーに入社してやりたいこと。
「いらっしゃいませ。本日はポタロウスーパーにお越しいただきまことにありがとうございます。鮮魚コーナーより本日のおすすめはオホーツク産甘海老98円。98円のお値打ち価格でご奉仕しております。ここで新曲を1曲歌わせていただきます。引き続きごゆっくりお買物をおたのしみくださいませ」
(9)科学が分類という行為を行うなら当然そこには危険が潜んでいるよなあ。再現性の問題とかありますけど、奥深いというか私みたいな馬鹿にはとても立ち入れない領域ではあります。
(10)Twitterみたいなリアルではない社会において信用を獲得するのは顔なんですかねやっぱり。もともと知名度ある人は別として、アイコンが顔写真の人のほうが証明になるというか説得力を感じる。
だからといって私が顔画像をさらすわけではないのですが。
Twitterは即時性のメディアだから思ったことはすぐに呟かないと意味ないなあと痛感しています。
いつものように自分でも意味不明な投稿になりましたすみません。
コンプレックスについてもいろいろ考えていたのですがそれは日を改めて。