2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ローベルト・ムージル『寄宿生テルレスの混乱』

お金を盗んだ美少年バジーニが、同級生に罰としていじめられている。傍観していたテルレスは、ある日突然、性的衝動に襲われる…。寄宿学校を舞台に、言葉ではうまく表わしきれない思春期の少年たちの、心理と意識の揺れを描いた、『特性のない男』ムージルの…

「蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史」

実は昨日、掘り出しものを手に入れたのだった。スーファミ用ソフト「蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史」が中古で二百五十円であったので即買い。まったく同じゲームのPC版はすでに手元にあるのですが、にもかかわらず買ってしまうのですな。光栄の歴史シミュレ…

池田清彦『科学とオカルト』

科学の本質と歴史を裏側からあぶりだす! 社会、科学、オカルト。この3つにはどんな関係があるのか? 客観的な科学の登場は、たかだか数百年前のことである。科学史の視点から、科学の本質を探る論考。 個人的には久々のヒットです。専門書ではなく一般の人…

Portishead「Portishead」

しょっぱなの「cowboys」から不安な気分になってきた。でも、必要というか私の欲する音楽でもあるとです。 はっきりしてないのに音がきれいていう矛盾。本人らはトリップホップと呼ばれるのを嫌がってるらしく、このアルバムを聴くかぎりじゃエレクトロニカ…