J・P・マッケボイ『マンガ 量子論入門』

正直いって、ほとんど理解できなかった。
うーん、量子論に関する歴史をずらずらと並べられても、文章を読むのも容易でないし、頭に入ってこないのだ。まあ、それは私の処理能力がついていけないだけで、自分が悪い部分もあるのでしょう。
あと、この本は翻訳。マンガではなくただのイラスト(似顔絵)の吹き出しから、本文まですべて訳なのですから、そこに理解しやすさを求めてはいけないのかも。
少なくとも私にとっては、〈楽しく読めてよくわかる画期的な入門書!〉ではなかった。のっけから、〈量子論とは、人類史上最も成功を収めた知の集大成である〉ときて、学説などを述べられてもねぇ。
具体的でイメージしやすい説明が欲しかった。っていうなら、私の文章ももっとわかりやすくしないと駄目ですね。
ふと思ったのですが、物理学と哲学ってかなり似てるような気が。哲学の本でもそうですが、単に歴史を並べ立てただけではね。別に教養目的ではなかったので。
ここで挫折するのは、悔しいというか何も理解しえてないので、もう一冊わかりやすそうな本に挑戦してみます。
ド・ブロイ伯爵というなんとも優雅な名前が頭からはなれない。物質波を発見した人だそうだ。

マンガ量子論入門―だれでもわかる現代物理 (ブルーバックス)

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