『キテレツ大百科』

いわずと知れた藤子・F・不二雄さんのコミック。小学館の藤子・F・不二雄大全集で読みました。
似たような物語でも読者をひきつける力と、特徴のあるキャラクターが全面にでていて飽きさせない。さすがだなあというか職人芸の域に達しています。なによりオチのつけかたが抜群に上手く感心させられました。ドラえもんと共通する部分はありますが、主人公はあくまでキテレツなのであり、コロ助は助手という位置づけなのかな。実際道具(ガジェット)を作るのはキテレツだし。コロ助はかわいらしくてとても愛着のわくキャラクターだよ! 人間味がある。
エンディングはちょっと置いてきぼりをくらいそうな気分であったが悲劇的になりすぎず、程よく物語の終焉を見届けられました。

150年前のキテレツ斎が自らの発明を記した書物『キテレツ大百科』。キテレツ斎を先祖に持つキテレツこと英一は『キテレツ大百科』をもとに数々の発明品を復元するというおはなし。150年前に発明してたら歴史がひっくりかえるような童心くすぐる発明品がずらりとあるのに驚く。感心するのは、道具の仕組みなど科学(理科)の説明をしっかりしていること。ドラえもんより断然リアルというか夢物語が身近に感じられるのであります。

24時間じゃたりないやと日々研究に没頭するキテレツがうらやましい。
思わず子供の頃に戻りたくなる漫画。

キテレツ大百科 1 (藤子・F・不二雄大全集)

キテレツ大百科 1 (藤子・F・不二雄大全集)


キテレツ大百科 2 (藤子・F・不二雄大全集)

キテレツ大百科 2 (藤子・F・不二雄大全集)