連続テレビ小説

NHKの連続テレビ小説。ごくたまにチャンネルを変えて、「あ、やってる」と見たりするのだが、NHK側に決まったテーマがあるのか、毎年内容が似たりよったりしているような気がします。

主人公は女性ですよね。結構長いスパンでの主人公の成長が描かれるので、大河小説っぽい趣もありますね。地方が舞台になりやすいからか、核家族が多そうなのに多世代というか、家族の人数が多い。のと、地方=方言とばかりに入るお国言葉の多用、ナレーションの挿入。
人数が多ければ、各人のドラマが生まれ、物語的にはやりやすいのかもしれない。私は、ああいう方言は耳に障るタイプなので、お国言葉は不要だと思うけど。

主人公(若い――革新的)と、両親など(頑固――保守的)の対立とか、兄弟どおしの跡取りみたいな対立とか、地方の閉じた世界が描かれるだけに話題は専ら身内の話。展開するものの、すぐ対立は解消したりするし(それが成長?)。当然のことながら、革新といっても、健全な高齢者などの対立的思考を持つ人が見ても、許せるような程度です。

結局、若い人を応援するドラマなのか、高齢者が安心して見れるドラマなのか?
もしかして、両方? でも、無理があるよ。だって、雰囲気が保守的というか、現代から眺めたときに浮きますよ。若い人が虚構として素直に受け入れられればいいけど、若い人は物語に現代性と刺激性を求めるんじゃない。

だけど、楽しみにしている方・なんとなく見てしまう方はたくさんいらっしゃると思うので、頑張ってほしいです。
やっぱり一番の謎は、なぜ主人公が女性なのかってこと。番組創設当時に、若い女性を応援します、というフェミニンな目標があったのか、それとも竹内結子らをはじめとする女優の登龍門的性格があるのか。謎は深まるばかりですなぁ。

※いつものごとく、調べもせず、また、最近のドラマをほぼ見ていない者が、あくまで感覚で言っているので、本当はどうなのかは存じ上げません。ごめんなさい。