Talking Heads「Remain in Light」

「Born Under Punches」という曲から始まる。全体的にリズムは打ち込み風味の反復を基調としています。そこに所々、意表をつくようなリフが入る。ジャンルは何なんでしょう。
「The Great Curve」はボンゴが入り、陽気なのにクールな曲に仕上がっています。雰囲気としては、ラテン音楽っぽいです。力強いコーラスも独特。
すべてがユニークだから、曲として聞くと、逆にひとつのまとまったものとして感じられるのかしら。
おすすめは「Once in a Lifetime」。メロからサビへの移行が豪快なんだけど、それを感じさせない。電子音楽ぽいバックに、変幻自在なボーカルが加わります。サビが、普通に良いんですよ。この曲の前三曲を聞いてると、あっさりと期待を裏切られます。
ラスト「The Overload」は、静寂のなかに潜む恐怖、を体験しているような気分。一向に展開がなく、それがまた不気味さを強調している。一本取られました。これが「音楽」ですよね。精進が足りませんでした。
というのが、正直な感想です。音なんて曲に限らず、日常に溢れているんだから、何でもありなのが、音楽でしょう。楽しければいいよ、というか。枠にとらわれすぎないように、色々な音楽をこれから聞いていきたいです。

YOU TUBEなどでライブ映像を見ると、ボーカルの動きや態度がすごい。すごい、としか言えません。マイクを持っていなかったら、ただのオジサンに見えるんだろうが、圧倒されました。映像とともに、是非。

Remain in Light (Dig)

Remain in Light (Dig)