2008年度文芸書以外ベスト5

続きまして文芸書以外で五冊あげたいと思います。
【文芸書以外】
第五位
白石拓『マンガでわかる 超ひも理論』(宝島社文庫)
超ひも理論だけでなく、現代物理学について、知識がなくてもわかりやすく読める罪な本でした。宇宙わかた\(^O^)/

マンガでわかる 超ひも理論 (宝島社文庫)

マンガでわかる 超ひも理論 (宝島社文庫)

第四位
フローベール『紋切型辞典』(岩波文庫)
風刺の利いた自家製辞典。
抱腹絶倒の本なのですが、絶版の憂き目にあってます。ある意味創作ですが、風刺過剰が笑いをうむ。

紋切型辞典 (岩波文庫)

紋切型辞典 (岩波文庫)

第三位
パオロ・マッツァリーノ反社会学講座』(ちくま文庫)
戯作者を名乗る著者が社会学(統計学)を斬る。リテラシーが不足している人向け入門書であるが、わかっていてもやはり面白いのです。

反社会学講座 (ちくま文庫)

反社会学講座 (ちくま文庫)

第二位
米原万里『不実な美女か貞淑な醜女か』(新潮文庫)
同時通訳の現場を痛快に語った通訳論。緊張とスリルを的確な引用と卓越した文章で表す。爆笑ものです。

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

第一位
池田清彦『科学とオカルト』(講談社学術文庫)
社会と科学、オカルトの関係性を明晰に記し、科学の誕生と宗教の特徴を明らかにしていく。批判もありますが、私にとっては衝撃でした。

科学とオカルト (講談社学術文庫)

科学とオカルト (講談社学術文庫)