2009年度文芸書以外ベスト5
こんにちは。先日に引き続き、文芸書以外で五冊あげます。
【文芸書以外】
第五位
難波江和英、内田樹『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)
現代思想を代表する6人(ソシュール、バルト、フーコー、レヴィ=ストロース、ラカン、サイード)が取り上げられている。
本書の特徴は思想をツールとして使っているところにある。目から鱗が落ちる。
- 作者: 難波江和英,内田樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/11/13
- メディア: 新書
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第四位
ブルボン小林『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(ちくま文庫)
結構レトロなゲームに焦点があてられているエッセイ。
厳しい意見もあるけど、ゲームに対する愛情がびっしり詰まった本でした。独特な味がある。
- 作者: ブルボン小林
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: 文庫
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第三位
三島由紀夫『不道徳教育講座』(角川文庫)
三島由紀夫が社会へ向けて書いた軽妙洒脱なエッセイ。
半分、屁理屈かもしれないけどついうなずいてしまいそうになる。良い子はイケナイね。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1967/11
- メディア: 文庫
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第二位
斎藤美奈子『文章読本さん江』(ちくま文庫)
これまで出版されてきた幾多の文章読本を検証する、文書読本の本である。
密度は濃いのにツッコミは鋭く的を得ている。
- 作者: 斎藤美奈子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 文庫
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第一位
米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)
米原さんが幼少時代に過ごしたプラハでの親友とと三十年ぶりに再会する。
ノンフィクションだけどミステリー風味。リアリティの重さがひしひしと伝わる。
- 作者: 米原万里,長尾敦子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: 文庫
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去年と比べると海外の作品をほとんど読んでないというか敬遠気味だなぁと思いました。
次点を挙げるとすると、遠藤周作『私のイエス』(祥伝社黄金文庫)です。キリスト教とのむきあいかたを綴った自伝風の読み物なんですが、しみじみときました。国際化が進むなかで現代はどんな宗教であれ対立するのではなくお互いを尊重するのが摂理だみたいな記述があって感心致しました。