2010年度ベスト5

あまり読めてないけど今年読んだ本のなかから印象に残った本を挙げてみたいと思います。

第五位
堤清二三浦展『無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉』(中公新書)
示唆に富んだ対談集でした。無印良品のコンセプトなり堤さんの考え方を垣間見ることのできるエピソードがたくさん。
詩人経営者こそいま求められている資質なのでは。

無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書)

無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書)

第四位
内田裕也『俺はロッキンローラー』(廣済堂文庫)
人生をロックしている内田裕也さんの本。つまらんわけがない。
彼の人生と生き様を追体験できます。「ロックンローラーのための座右銘」は必読。

俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)

俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)

第三位
ヘルマン・ヘッセ『知と愛』(新潮文庫)
相反する二人の男が互いに惹かれあうはなし。
非常に深いです厚いです途中からは一気読みです。

知と愛 (新潮文庫)

知と愛 (新潮文庫)

第二位
伊藤文学『『薔薇族』編集長』(幻冬舎アウトロー文庫)
薔薇族』という雑誌がいかに新鮮だったかがわかる。
伊藤さん自身はゲイではありませんが、彼らへの愛情と絶え間ない苦労が行間から伝わってきました。

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

第一位
笹生陽子『ぼくは悪党になりたい』(角川書店)
あっさりと男子高校生の生態が絶妙な上手さで描かれている。
脱帽しました。ヤングアダルトとしては完璧じゃん。女性特有の繊細さがたまりません。

ぼくは悪党になりたい (角川文庫)

ぼくは悪党になりたい (角川文庫)