20110119内田樹講演会@京大

19日に京都大学で行われた内田樹さんの講演会に行ってまいりました。
今年で勤務先の神戸女学院大学を辞められるとのことで、内田先生の講演を聞こうと多くの人が見に来られてました。
当初予定されていた教室が変更になり、語学で使うくらいの中教室は立ち見や座りで蒸詰状態に。教室に入れない人までいたようで急遽、文学部棟から法経学部棟の大教室に移動をしての講演となりました。
(それでも満席。立ち見もちらほら。内田先生すごい)

講演の題目は「人文科学に未来はあるか(あるといいけど)」。
日本の人文科学はなにも背負っていないということを学会での経験を元に吐露されておりました。
内田先生は昔仏文学会の編集委員をされていて、論文を査読したり学会での発表を聞いたりする機会が多くあったそうです(現在は学会を辞められたとのこと)。仏文学会では仏語で論文を書き仏語で発表するようですが、一体誰のために研究しているのかと疑問に感じたようです。
発表者が評価されることしか考えていないため面白い研究がなく、人文科学(特に社会学)はつまらないとのこと。
「自分のスキームに入れるために情熱を使うのはムダじゃないか」と某社会学者を例に挙げておられました。

続きを更新しようと思ってたのですが、当日のメモを紛失してしまいました。。。